白井廣美 パフォーマンス・アート

（伴戸からの紹介）
白井廣美＝パフォーマンス・アーティスト、本イベントの実行委員。

　彼女との出会いはWPAO（ウイメンズ・パフォーマンス・アート・大阪）。私が初めてパフォーマンス・アートと言われるものをナマで見たイベントです。そん時、彼女はライスペーパーを洗濯物のようにヒモに干して、パクパク食べていた。
　その後、韓国、台湾でも同じ舞台に立ちました。
　
　彼女の作品は、難しいことは抜きにして楽しめること。スコーンと抜けていて、気が抜ける。腰が抜ける。それでいて、妙な説得力がある。

　韓国の東海で彼女がパフォーマンスをやった時、私は写真を撮る係になった。小奇麗な格好をした日本人の女（白井さん）が、海水浴客をぬってビーチを走りまくり、いたるところで「おーい」と意味不明な叫び声を上げる。彼女を追っかけて走りながら笑えてきて、うまく写真をとれなかった。でも、海に向かって、空に向かって叫ぶ姿は哀愁あり格好よかった。
※でも、これは突然ビーチでパフォーマンスやれって言われて、苦肉の策でやったと言ってたから、これを紹介されると本人は不本意かもしれんが。

　私にとってのパフォーマンス・アートの楽しみは、パフォーマーの感覚や世界を感じてシェアできるところにある。
白井廣美の世界。シュールで、ゆがんでいて、ゆがみながら、コミュニケーションしてくる。うーん、とにかく体験してみてください。